妊娠中絶１（ページ作成者より）
これらのページは、医学には素人である者（私）が、海外サイトからの情報を元に作ったものです（ ｢作った｣ というより、情報のカケラを幾つか ｢集めた｣ ｢持ってきた｣ という程度に過ぎないものですが）。そのため-----
１．訳語（少ししかありませんが）と内容の理解に若干の不正確さがあるかも知れません。
２．医学技術の進歩は日進月歩でしょうから、ここにある情報自体が若干古いかも知れません。
３．けれども私は、たとえ中絶の方法が医学技術の進歩によってこれらの図にあるような ｢見るからに残酷｣ なものでなくなったとしても、問題の本質は一つも変わらない、胎児の ｢生命｣ よりも地上の人間（既にこの世で生きている私達）の諸 ｢事情｣ の方を大事にし優先するのは、本質的に ｢悪｣ であり ｢罪｣ である、と考えます。
３．しかしこの事は、不幸にしてこれを行なってしまった人達のことを、この私が ｢断罪｣ する、という事を意味しません。｢この人殺し！｣ とののしることを意味しません。
従って、私が置いた ｢胎児殺人｣ という言葉は、｢人｣ に向けられているというより ｢事柄｣ に、｢行為｣ に向けられています。
しかし、｢プロ・チョイス｣ の人達に特に申し上げたいのは、この問題は第一に ｢生命問題｣ だということです。確かにこの問題には多くの社会的側面があります。この問題は社会的な問題に ｢取り囲まれて｣ います。この問題には社会的問題が ｢付随して｣ います。しかし、それにも拘らずこの問題は ｢生命問題｣ なのです。第一に。そして私達にとって最優先に。どんなにこの問題をめぐって社会的な不幸が立ち上がっていたとしても、それにも拘らずこの問題は第一に ｢生命問題｣ なのです。この問題からこの地位を奪ってはならないと思います。
ページの中で使っている図版ですが、｢あるいはカトリック教徒にとっては少しマズイかな？｣ とも考えました。しかし、｢事実｣ をよく伝えるために、使いました。
そして、よく聞かれるのは、次のような言葉です。
｢悲しいけれど必要なこと｣ ｢やむを得ない事情｣
しかし・・・必要？ やむを得ない？
どの種の ｢必要｣ であり ｢やむを得ない｣ でしょうか。
私達は互いに愛し合っているから肉体でも愛し合った・・・妊娠の可能性は皆無でなかった・・・けれど、とにかく愛し合っているから愛し合った・・・妊娠した・・・｢諸事情｣ が出産を許さなかった・・・だから、中絶することは ｢悲しいけれど必要なこと｣ であった。
-----これが、私達のいわゆる ｢必要｣ なのです。
｢ふざけんな｣ ｢笑わせんな｣ です。
私だって、実際は、そう簡単には、中絶をした人達を非難しません。したくありません。けれど、確かに、そのような言い草を聞いていると、他方で、そのようにも言ってみたくなります。
出産を受け止める諸条件が整っていないうちに、そして妊娠の可能性は皆無ではないことを知りながら、ただ ｢相手を愛しているから｣ という理由だけで交わる。-----これは当人達の ｢選択｣ です。
事の始めから当人達の ｢選択｣ なのです。ですから、ここから派生した結果も、本来は全て当人達の ｢選択｣ の範囲にあるものです。人間が持つべき ｢予想力｣ と ｢責任｣ において。
ですから、ここを ｢必要｣ という言葉を使い、｢諸状況のせい｣ にしてしまうのは、確かに一種の責任転嫁です。それは ｢必要｣ ではなく、あなたの、あるいはあなた方の ｢選択｣ に過ぎません。それは ｢やむを得ないこと｣ ではなく、あなたの、あるいはあなた方の ｢選択｣ に過ぎません。
本当は ｢性の自由化｣ の事から話を掘り起こす必要があります。
｢私達は愛し合っている。だから、他の事はともかく、今ここにおいて、肉体でも愛し合うことは『自然』でり、許されるべきことであり、『自由』であり、更に『権利』でさえある。｣
-----この考え方が間違っています。
簡単に言えることではないから、はしょって書きます。
私達は騙されています。
｢愛し合っているなら、肉体で愛し合うことも自然である。｣
この考え方に騙されています。
そして、いつの頃からか、
私達は次の言葉にも完全に騙されています。
すなわち・・・｢アダルト｣（笑）
｢私達はもはや子供ではない。『アダルト』である。物の弁えを知った『大人』である。私達は人には迷惑をかけない。そして、『人に迷惑をかけない』という範囲を守ってさえいれば、私達はいかに、どのようにも、快楽を楽しむことができる。｣
-----この考え方が間違っています。騙されています。
｢人に迷惑をかけない｣ と言いながら、
私達は日に何千（日本だけで）という胎児を殺し、
自分も大いに苦しみ、
社会に不満を向けたりしています。
これの、どこが、｢大人｣、｢アダルト｣ ですか。
